オメガ レイルマスターref.CK 2914買取り事例
神奈川県より、レイルマスターの初代モデルの一つref.CK 2914-6を売りたいとご相談をいただきました。最初期のブロードアローの個体ではありませんが、人気のロリポップ針が愛嬌があります。ケースや風防、ムーブメントなど状態は良いとは言えませんでしたが、お客様のご希望になるべく沿えるよう買取り価格をご呈示いたしまして、ご売却いただきました。歴史を感じるオメガをお譲りいただき有難うございます。
レイルマスター 1st
1957年、オメガは、シーマスター300 ref.CK 2913にはじまり、レイルマスターref.CK 2914、スピードマスターref.CK 2915の3本のマスターシリーズを発表しました。今回ご紹介するオメガは、2本目のレイルマスターref.CK 2914。最初期のモデルは、シーマスター300と同様のパーツと思われる、アロー形の針とダイヤルとシンプルなケースのモデルです。最大の特徴は、磁場の発生する場所で使用される事を想定した内部構造。軟鉄製のインナーケースと厚いダイヤルを使用し、ムーブメントには銅を用いたcal284が搭載されています。同時期には、1954年にはIWCからインヂュニア、1956年はロレックスからミルガウスの初期モデルが登場しており、後発のCK 2914は、その動きを意識したプロダクトだったのかもしれません。
シリーズは60年代まで続き、今回の1stのほか、ホワイトダイヤル「Railmaster Official」などがコレクターズアイテムとして追い求められています。
IWC インヂュニア1st ref.666AD
https://www.antiegrande-watch.jp/archive/detail/1583
ロレックス ミルガウス2nd ref.1019
https://www.antiegrande-watch.jp/archive/detail/1408