ユニバーサルジュネーブ ゴールデンシャドウ (クオーツ)買取について
東京都内より、ユニバーサルジュネーブ ゴールデンシャドウ 買取のご依頼をいただきました。お持ちいただいたゴールデンシャドウは、金無垢・クオーツのお時計で、針が止まっている状態でした。年式は1970年代という最初期の古いクオーツ腕時計でしたので、液漏れや腐食によって電池交換でも稼働しない場合がございます。
お客様に確認の上で、裏蓋を開封したところ錆・腐食はみられませんでした。また、電池交換を行うと針は動き出しました。
深い傷などもありましたので、不動の場合は地金価格となる場合がございましたが、可動ということで、より高い買取価格をご提示しご売却いただく事ができました。
この度は、大切なゴールデンシャドウを売却いただきありがとうございます。
古いクオーツ時計は、液漏れ・錆・寿命等によって故障する場合があり、製造終了で修復できない場合がありご期待に沿えない買取価格となってしまう場合がございます。 また、金無垢の場合には、総重量からベルト・ムーブメント・風防等の重さを引いた重さでお買取りとなる場合がございます。
使用しなくなったお時計がございましたら、早めの査定をお勧めいたします。
ユニバーサルジュネーブ ゴールデンシャドウ とは
ゴールデンシャドウ シリーズは、1968年に登場した時計。デザインはジェラルド・ジェンタによって考案され、初期モデルは“国際ダイヤモンド賞”を受賞しました。写真のモデルは、初期のモデルと異なるデザインです。しかし、ケース左右のシェイプが弓型になった 通称Cライン は、ジェラルド・ジェンタがオメガにデザインを提供したコンステレーションでも見られる意匠で、こちらのゴールデンシャドウもジェラルド・ジェンタがデザインを手掛けた可能性があります。
ゴールデンシャドウ cal.74
ゴールデンシャドウ cal.74は1975年頃に登場したモデルです。
時代は、セイコーによる実用クオーツ腕時計アストロン(35SQ)の発表と特許技術開示によって急速にクオーツ時計の普及が進んだ1970年代。
ユニバーサルジュネーブは、75年のバーゼルフェアで、当時としては世界最薄のアナログ表示クォーツムーブメント(3.45 mm)cal.74を発表しました。70年代初期の腕時計は車が購入できる程だったと言われています。
cal.74は、表面を覆うプレートがなく、樹脂パーツが目立ちます。コスト削減、薄さを重視という印象、焦燥感のようなものが感じられます。
一方で、外装は金無垢で、つくりも丁寧な印象と高級感があります。70年代という歴史を感じさせるモデルです。