注目をあつめるヴィンテージ腕時計
アンティーク レイルマスターと買取価格
1957年に登場したとされる連なるリファレンス番号からなる三部作(トリロジー)のひとつとして、CK2913 シーマスター300、CK2915 スピードマスターと並び称されるCK2914 レイルマスター。
それぞれが全く異なる特別な用途を目指したツールウォッチとして開発されたこの三部作の中でも、電気機関車の安全な運行の為に考案されたといわれるレイルマスターは、頑丈な防水ケースに分厚い文字盤と軟鉄製インナーケースに挟まれた高い精度と耐久性を誇る手巻きの30ミリキャリバーを搭載し、電車内に発生する強い磁場に影響を受けることなく、正確な時刻を表示する事を可能としました。
オメガ初の現代的なダイバーウォッチとして誕生したシーマスターや、モータースポーツを意識して生まれ、やがて宇宙に飛び立つことになったスピードマスターが持っていた潜在的な需要の高さに対して、そのネーミングからして限定的であったレイルマスターは遥かにニッチな存在として1960年代には一度姿を消しており、現在ではその存在自体が大変貴重ということが出来るでしょう。