注目をあつめるヴィンテージ腕時計
アンティーク スピードマスターと買取価格
1957年に登場したスピードマスター。オメガの中でもトップを争う人気で、買取価格はアンティークから現行モデルまで高額で安定しています。
最大の特徴は、キャリバー321の恩恵によって、ケース内にインナーケースを持つことが出来たことでしょう。ムーブメントに文字盤と針を固定してミドルケースに収め、ミドルケースに固定することなくインナーケースを介してねじ込み式の裏蓋によってケース内にムーブメントをフローティング状態で抑え込む、この当時のクロノグラフでは他に例を見ない衝撃に強い構造は、スピードマスターが生まれながらにして持っていたものであったのです。
その生まれ持った頑丈さと圧倒的な信頼性が評判を呼び、遂には創り手の想像を絶する大気圏外へとスピードマスターを旅立たせたのです。
NASAによる宇宙開発に正式採用され、「ムーンウォッチ」の称号を与えられたスピードマスター程、ドラマチックなクロノグラフは存在しません。