注目をあつめるヴィンテージ腕時計

アンティーク スピードマスターと買取価格

1957年に登場したスピードマスター。オメガの中でもトップを争う人気で、買取価格はアンティークから現行モデルまで高額で安定しています。 最大の特徴は、キャリバー321の恩恵によって、ケース内にインナーケースを持つことが出来たことでしょう。ムーブメントに文字盤と針を固定してミドルケースに収め、ミドルケースに固定することなくインナーケースを介してねじ込み式の裏蓋によってケース内にムーブメントをフローティング状態で抑え込む、この当時のクロノグラフでは他に例を見ない衝撃に強い構造は、スピードマスターが生まれながらにして持っていたものであったのです。 その生まれ持った頑丈さと圧倒的な信頼性が評判を呼び、遂には創り手の想像を絶する大気圏外へとスピードマスターを旅立たせたのです。 NASAによる宇宙開発に正式採用され、「ムーンウォッチ」の称号を与えられたスピードマスター程、ドラマチックなクロノグラフは存在しません。

アンティーク OMEGA

スピードマスター 買取価格

  • 最新更新日
  • 2021年2月18日
  • OMEGAスピードマスターref.CK2998 SS
    オメガ
    スピードマスター 2nd
    ref.CK2998 SS

    スピードマスター買取り相場価格

    ASK
  • OMEGAスピードマスターref.145.012
    オメガ
    スピードマスター 4th
    ref.145.012

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    75万円

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モデル別の解説

スピードマスター アンティーク


											
											スピードマスター1stref.omg_spm_ck2915
											
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スピードマスター1st

CK2915

不滅の金字塔を打ち立てた歴史的なクロノグラフの、誕生当初の姿は後年のものとの共通点が少なく、スピードマスターへの情熱を熱くする程に、その姿が愛おしく感じられるものですが、当時の面影を残す状態のCK2915は今から30年前の段階で既に幻となっており、筆者自身も過去に個人所有の個体を数回見かけた事が有るのみで、今や一般市場で発見するのは不可能と言い切れるアイテムのひとつです。 旧世代のクロノグラフからの脱却を強く意識していること、そして同時期に発売された兄弟機達、すなわちシーマスター300、レイルマスター、そしてスピードマスターからなる三部作(トリロジー)としての関連性を意識したと思われる意匠が存在することがそのデザインの特徴を成しています。 トリロジーの共通点であるブロードアローと呼ばれる長短針、薄く、小径でステンレスの面に直接打ち込んだ “BASE 1000” h表記のタキメーター、アルファ型のインダイヤル針、ストレートのクロノグラフ秒針、風防の太いテンションリング、”PROFESSONAL” 表記の無い文字盤、短い30分積算計のインデックス、4ミリ径のプッシュボタンに6ミリ径のリューズ、シーホースの刻印が無い裏蓋、そして幻の7077ブレスレットと、そのひとつひとつが世界中のファン垂涎の意匠ばかりです。


											
											スピードマスター2ndref.omg_spm_ck2998
											
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スピードマスター2nd

CK2998

1959年、スピードマスターに初のリファレンス変更が行われ、CK2998となります。
これに伴い基本的な構造はそのまま、様々なディテールの手直しが行われました。
CK2915の最も象徴的な意匠であったブロードアロー針は、短針がインダイヤルを覆い隠してしまう事がある事から、細いアルファ型に変更されます。
ベゼルに刻まれたタキメーターが、ブラックのアルミプレート上でシルバープリントされたものに変更され、判読性が大きく向上します。
そしてリューズが6ミリから7ミリに大型化され操作性が改善、裏蓋中央にシーマスターの派生であることを示すシーホースと共に “SPEEDMASTER” の名が刻まれるようになります。
ブレスレットは見かけで2コマ1セットでエクステンションが仕込まれていた7077から、一コマずつにエクステンションが仕込まれ、調整幅が広がったクラスプと共に進化した7912のブレスレットに変更を受けました。
1960年代に入ってからはクロノグラフ秒針にも夜光が載せられ、インダイヤル針がバトン型に改められるなど、多くの進化を遂げました。
この第2世代のスピードマスターは、1962年に行われたマーキュリー計画の「シグマ7」ミッションで、宇宙飛行士のウォルター・シラー氏によって使用され、大気圏を突破した初のスピードマスターになりました。
その時の時計は彼の私物であったといわれています。


											
											スピードマスター3rdref.omg_spm_105003
											
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スピードマスター3rd

105.003 145.003

1963年、スピードマスターは更なる進化によって、105.003にリファレンス番号の変更を受けます。
針に現行モデルと同じホワイトのバトン型が採用され、第二世代で与えられたブラックのベゼルと共に現行モデルの雰囲気にぐっと近づきました。
黒文字盤の上で際立つ白い長短針によって視認性が大きく向上したと共に、夜光塗料を針の根元から先端近くにまで入れる事が可能になったことで暗所での視認性もより改善されました。
また夜光塗料には、それまでのラジウム夜光と同じ放射性物質ながら、安全性が遥かに高いトリチウムが採用されるようになり、文字盤最外周、6時位置の表記がそれまでの “SWISS MADE” から “T SWISS MADE T” に変更されました。
1964年にはNASAの正式採用を受け、12時位置のモデル名表記の下に”PROFESSIONAL” の表記が入るようになったといわれていますが、オメガによれば1966年の145.003へのリファレンス番号の変更を経て、1969年までは存在したとされるサードモデルですが、何故か145.003はほとんど見かける事が無く、特に”PROFESSIONAL” 表記が入ったオリジナリティが高いと思われる個体については実在する事が疑わしいレベルで珍しいものと思われます。
この第三世代は、宇宙飛行士エド・ホワイトが1965年の米国初の宇宙遊泳で着用したといわれるほか、日本の「ウルトラセブン」の劇中にウルトラ警備隊の装備としても登場しました。


											
											スピードマスター4thref.omg_spm_145012
											
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スピードマスター4th

105.012 145.012

オメガによれば、1963年には4thモデル、105.012も登場しているとのことです。
このリファレンス番号を与えられたモデルでは、1962に登場したといわれるシーマスター300、165.024で採用された直径が42ミリに拡大されたアシンメトリーケースがスピードマスターに転用され、ここに現代に繋がるスピードマスタープロフェッショナルの姿が確立したのです。
リューズやプッシュボタンが張り出したケースサイドに埋め込まれるかたちとなって不意の衝撃から保護されたと共に、ケースサイドから優雅な曲線を描くツイステッドラグがスピードマスターに新たな個性を与えました。 1964年以降、”PROFESSIONAL” 表記が加えられたといわれていますが、筆者自身、何故か1963年製と思われる個体を確認出来た事が無く、”PROFESSIONAL” 表記の無い1963年製の個体は相当に珍しいものと思われます。 1966年にリファレンス番号の変更が有り、105.012が145.012
1964年にNASAが正式採用を決定、1975年までに使用した時計は全てがこの4thモデルであったといわれています。


											
											スピードマスター5thref.omg_spm_145022
											
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スピードマスター5th

145.022

1968年、スピードマスターは新世代のムーブメント、キャリバー861への変更に伴ってリファレンス番号が145.022と変更されました。
外観上では、文字盤上のオメガのシンボルマークがシルバーのアプライドからホワイトプリントに、そして新しいムーブメント、キャリバー861による高精度化を意識したのか、それまでアワーマーカーで覆い隠すかたちで部分的に省略していた1/5秒刻みのセコンドトラックを、アワーマーカーを僅かに短くすることで一周繋げたことは、外見上は僅かな変化ながら、大いに意味を感じる進化であったといえるでしょう。
またクロノグラフ秒針のカウンターウエイトがそれまでの菱形からシンプルなスクエア型に変更されていることも、スピードマスターファンの間では有名な変更点です。
ここに繰り返すまでも無く、スピードマスターはこの時点から2020年の今日に至るまで、外装、ムーブメント共に大きな変更を受けることなく、半世紀以上の長きにおいて同じ姿を維持してきました。
これは少なくとも21世紀に存在する時計として他に例が無いものであり、そんな長きに渡って熟成を繰り返し、その信頼性を絶対のものとしてきたスピードマスター程、作り手に、ユーザーに愛されてきた時計は無いでしょう。

ご売却いただいたヴィンテージスピードマスター

スピードマスターアンティークの買取り実績

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    ref. 145022-69ST プロフェッショナル
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